はんだ付け環境の更新
今でも1005と0.5mmピッチのはんだ付けぐらいは明るい場所なら(20代は暗くてもいけた)裸眼でも楽勝だが、0603以下やQFNがちゃんとパッドについただとか、パターンが断線していないかを確認するのはちょっとつらくなってきた。
1. Efix HDMI VGA 7 〜 45Xという中国製実体顕微鏡
今年から中華通販も解禁することにした。
特にトラブルもなく、EMSで注文から約1週間ほどで届いた。
梱包は例によって分別が死ぬほど大変なテープでぐるぐる巻き、発砲スチロールなどは型どりされており、去年のCNCよりかはまともな梱包がされていた。ACアダプタは説明になかったが親切にも日本の100Vに対応のものが同封されていた。
特徴は
・ズーム付 7~45倍 (7倍でマイクロマウス基板の半分が見える程度)
・LEDリングライト付 (このブランドはLEDが面実装型で作業の邪魔にならない)
・焦点距離:10cmほど
・3眼式でHDMIで見ている内容を外部モニタに出力可能
・最初からはんだ付けを想定しており、簡易的な耐熱マットやツール置き場も付属する。
・価格は3万円以下。国産だとニコンやオリンパスが大手だが10万を超える。
筐体は傷があったり、LEDリングライトの端子が下のようにただのはんだ付けだったりといろいろ加工が雑な部分はあるが機能に支障はない。
説明書は無いが勘で組み立てる。
双眼部分はピントもダイアルでスムーズに合わせることができて、くっきりと期待通りの画を得ることができた。HDMI出力は一昔前のデジカメレベルの画でピントの精度も双眼部分に比べるとかなり劣る。それほど使う予定はないので問題無し。
実際に顕微鏡ではんだ付けしたときは
・良い点
面実装部品のピンセットによる位置決めが正確に行える。
セミリフロー時にはんだの溶け具合がすぐにわかる。
基板上のゴミ取りがしやすい。
・不便な点
どうしても高さ方向の視界が失われるので、
QFNの側面のはんだ付けの確認等はワークを傾けるなどひと手間が必要。
覗きこんでいて視野が狭くなるので、手に持ったはんだごてや
エアーノズルを画面外の他の部位にぶつける可能性がある。
今後のマウスはもっと部品を小さくしていくのでうまく活用できればと思っている。
2. 白光 FR-803B リワークステーション(ホットエア)
もともとは10万以上する高級機器だが、国内業者から格安で購入。2016年ディスコンで白光製品はディスコンから3年経つとサポート切れになるので格安のリリースが増えているものと思われる。
こちらは同価格帯で欧米での評価が高い中国製Quick861DWと迷ったが消耗品の入手性がよくなさそうなのと、温度表示がでたらめな可能性があるので国産の白光を選んだ。
特徴は
・センサフィードバックによるFX-888はんだごてと同じぐらい高速かつ正確な加熱
・ヒートガンよりエアーをかなり弱くできる。(部品が吹き飛ばない)
・温度を細かく設定できる
・プログラムでリフローの温度プロファイルを入れることができる
(基板や部品を痛めずにリワーク、リフローが可能)
・ノズル内にバキュームも内蔵していて大きなICチップであれば
ピンセットを使わずとも吸い取ることができる。
このように腹パッドがある部品でも、プログラムされた温度と時間のエアーをあてるだけでピンポイントで簡単に取り外すことができる。(因みにUSBは別要因で剥がれたので関係無いです)また逆にクリームはんだを塗布すればリフローができる。
実際にリワークしてみて
・良い点
従来のようにはんだを盛ったり、吸い取り線で汚したりすることなくスムーズに
基板から部品を取り除くことができる。
・不便な点
加熱は速いが使用後の冷却は自然冷却らしく遅い。
温度設定などボタン操作とLED表示が前世紀的で若干判りにくい。
(一応、勘だけで操作してプログラムなども出来たが)
筐体が大きく重く、場所を取る。(後継機は小型化されたようだ)
マウス中部支部のメンバの中にはもっと頭のおかしな機器に囲まれている人もいると思うので、自分はまだまだ見劣りする電子工作環境だと思う。
1. Efix HDMI VGA 7 〜 45Xという中国製実体顕微鏡
今年から中華通販も解禁することにした。
特にトラブルもなく、EMSで注文から約1週間ほどで届いた。
梱包は例によって分別が死ぬほど大変なテープでぐるぐる巻き、発砲スチロールなどは型どりされており、去年のCNCよりかはまともな梱包がされていた。ACアダプタは説明になかったが親切にも日本の100Vに対応のものが同封されていた。
特徴は
・ズーム付 7~45倍 (7倍でマイクロマウス基板の半分が見える程度)
・LEDリングライト付 (このブランドはLEDが面実装型で作業の邪魔にならない)
・焦点距離:10cmほど
・3眼式でHDMIで見ている内容を外部モニタに出力可能
・最初からはんだ付けを想定しており、簡易的な耐熱マットやツール置き場も付属する。
・価格は3万円以下。国産だとニコンやオリンパスが大手だが10万を超える。
筐体は傷があったり、LEDリングライトの端子が下のようにただのはんだ付けだったりといろいろ加工が雑な部分はあるが機能に支障はない。
説明書は無いが勘で組み立てる。
双眼部分はピントもダイアルでスムーズに合わせることができて、くっきりと期待通りの画を得ることができた。HDMI出力は一昔前のデジカメレベルの画でピントの精度も双眼部分に比べるとかなり劣る。それほど使う予定はないので問題無し。
実際に顕微鏡ではんだ付けしたときは
・良い点
面実装部品のピンセットによる位置決めが正確に行える。
セミリフロー時にはんだの溶け具合がすぐにわかる。
基板上のゴミ取りがしやすい。
・不便な点
どうしても高さ方向の視界が失われるので、
QFNの側面のはんだ付けの確認等はワークを傾けるなどひと手間が必要。
覗きこんでいて視野が狭くなるので、手に持ったはんだごてや
エアーノズルを画面外の他の部位にぶつける可能性がある。
今後のマウスはもっと部品を小さくしていくのでうまく活用できればと思っている。
2. 白光 FR-803B リワークステーション(ホットエア)
もともとは10万以上する高級機器だが、国内業者から格安で購入。2016年ディスコンで白光製品はディスコンから3年経つとサポート切れになるので格安のリリースが増えているものと思われる。
こちらは同価格帯で欧米での評価が高い中国製Quick861DWと迷ったが消耗品の入手性がよくなさそうなのと、温度表示がでたらめな可能性があるので国産の白光を選んだ。
特徴は
・センサフィードバックによるFX-888はんだごてと同じぐらい高速かつ正確な加熱
・ヒートガンよりエアーをかなり弱くできる。(部品が吹き飛ばない)
・温度を細かく設定できる
・プログラムでリフローの温度プロファイルを入れることができる
(基板や部品を痛めずにリワーク、リフローが可能)
・ノズル内にバキュームも内蔵していて大きなICチップであれば
ピンセットを使わずとも吸い取ることができる。
このように腹パッドがある部品でも、プログラムされた温度と時間のエアーをあてるだけでピンポイントで簡単に取り外すことができる。(因みにUSBは別要因で剥がれたので関係無いです)また逆にクリームはんだを塗布すればリフローができる。
実際にリワークしてみて
・良い点
従来のようにはんだを盛ったり、吸い取り線で汚したりすることなくスムーズに
基板から部品を取り除くことができる。
・不便な点
加熱は速いが使用後の冷却は自然冷却らしく遅い。
温度設定などボタン操作とLED表示が前世紀的で若干判りにくい。
(一応、勘だけで操作してプログラムなども出来たが)
筐体が大きく重く、場所を取る。(後継機は小型化されたようだ)
マウス中部支部のメンバの中にはもっと頭のおかしな機器に囲まれている人もいると思うので、自分はまだまだ見劣りする電子工作環境だと思う。
カテゴリ : マイクロマウス